神社取材

放生津八幡宮インタビュー記事

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あんしんお焚き上げでは全国の魅力的な神社を紹介すべく、各神社にインタビューを行っています。

今回は、富山県射水市にある放生津八幡宮にお話を伺いました。

放生津八幡宮の御由緒

神社の歴史

放生津八幡宮は、天平18年(746)に万葉の歌人でもある大伴家持が創建したお宮です。

当時、大伴家持卿が越中国司として赴任し、奈呉浦(現在の富山湾)を愛でられ、放生津にお宮を建立しました。

御祭神について

当宮の主神は八幡神である誉田別命(応神天皇)です。

大伴家持卿が宇佐八幡宮から勧請しました。

御神徳、ご利益について

八幡神は信仰される方へ多くの御神徳を与えられます。

参拝される方の目的は、必勝祈願、学業成就など。

また、祭礼時に五穀豊穣、海上安全など、人々の繁栄・平和のための祈願を行っております。

放生津八幡宮について

境内の見どころについて

境内には当宮創建の功績をたたえ、「祖霊社」に大伴家持卿を御祀しております。

万葉の歌人という側面もあり、武芸の向上ために参拝される方がいらっしゃいます。

また、境内末社として商売繫盛・豊漁の神である八重事代主(えびす様)を祀る魚取社、火の神様である軻遇突智命を祀る火之宮、八衢比古神・八衢比売神を祀る来名戸社も。

当該来名戸社は、江戸期の流行り病が蔓延していた際に人々が祈願をしたところ、終息したという記録が残っており、昨今の新型コロナの際にも疫病退散祭を実施しました。

天才彫刻家である矢野啓道が弘化3年(1846)に作成したケヤキ材の寄席木造りの狛犬(射水市指定文化財)が拝殿にあり、人々の邪気を払います。

そのほか、拝殿には様々な彫刻が施され、拝殿内部には昆布絵馬など射水市の指定文化財が複数存在します。

お守りや御朱印などについて

八幡大神様を模ったお守りがあります。

総合的に運気を上昇させるためにお求めになられる方が多くいらっしゃいます。

そのほか、当宮オリジナルの御朱印帳もご用意しております。

当宮の御朱印には放生津八幡宮「奈呉乃浦大神」と記載します。

行事について

9月30日から10月3日までが放生津八幡宮秋季例大祭にあたります。

そのうち10月1日は当宮の神輿渡御にあわせ、県内最多の13本の曳山が朝から晩まで巡行。

曳山は慶安3年(1650)に始まり、370年間続いております。

また10月2日には築山神事および当宮名称の由来となりました、放生会式を実施。

曳山行事・築山神事の両方を実施している神社は全国的に珍しいということで、現在、研究者などから注目されています。

当該祭礼は現在、富山県無形民俗文化財ですが、平成29年から射水の築山・曳山調査指導委員会が当宮の祭礼について調査を実施。

国指定無形民俗文化財への登録を町民一体となり推進しております。

地域社会との繋がり

当宮は放生津・新湊地区の総社という役割であり、古くから町民が支えてきたお宮です。

地域のほとんどの方に、当宮の祭礼行事を支えていただいております。

安定的な文化の継承・伝承を目的として「放生津八幡宮築山・曳山保存会」が発足し、歴史・文化の理解促進に邁進。

不定期ですが、年に2回程度教養講座として当宮に関する講演会なども実施しております。

今後もっと参拝に来てほしい人はどのような人でしょうか?

どなたでも興味を持っていただいた方にご来社いただきたいです。

とりわけ、元号が平成から令和にかわりましたが、この「令和」の典拠は『万葉集』。

当宮の創建の祖は、万葉集編者とされる大伴家持卿です。

万葉集・和歌などを含む日本文化を理解されたい方にも、おすすめではないでしょうか。

また、秋祭りは勇壮で豪華絢爛、にぎやかなお祭りです(本年はコロナの関係も含め、実施の是非は様子見であり9月頃までにお知らせする予定)。

読者へのメッセージをお願いいたします。

立山から湧き出す綺麗な水が大地を満たし、稲を育て、富山湾に流れます。

富山湾はホタルイカ、カレイ、カニなど、多様で新鮮な魚介が取れる場所。

海の幸、山の幸を楽しみ、当宮にて日本文化について理解していただければうれしいです。

また、奈呉浦は松尾芭蕉が、「早稲の香やわけ入る右は有磯海」と情景を詠んだ場所でもあります。

当宮には、芭蕉の詠んだ奥の細道の碑があり、奥の細道について関心のある方にもおすすめかもしれません。

放生津八幡宮の基本情報

住所

富山県射水市八幡町2-2-27

公式HP

https://www.houjyoudu.com/

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