お焚き上げ

お焚き上げとはどんな供養方法?対応できるもの・依頼先・料金・ポイントについて詳しく解説!

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皆さんはお焚き上げがどのような供養方法かご存知でしょうか?火で燃やすだけのただの伝統の行事だと思っている方も多いと思います。しかし、お焚き上げにもちゃんとした意味があるのです。そこでこの記事では、お焚き上げの意味やお焚き上げができるもの、依頼する場所などを紹介します。

お焚き上げとはどんなもの?

まずは、お焚き上げのとはどんなものなのかをお伝えします。合わせてお焚き上げの起源やベストなタイミング等も説明するので、お焚き上げしたいものがある方は参考にしてみてください。

お焚き上げとは?

お焚き上げは今までお世話になったものに謝恩の気持ちを込めて、炎の力で天に返してあげる儀式のことをいいます。お焚き上げできるものは多岐にわたります。神様に関わるものはもちろん、故人の遺品もお焚き上げをして浄化することが可能。大切なものと決別するときにぜひ利用したい儀式です。

お焚き上げの起源

お焚き上げの起源は神社の庭で庭燎(にわび)を焚いていたことからきています。庭燎(にわび)とは祭りのときに庭で焚くかがり火のことです。

新道では火の神様の力を借りて天にものを返す意味が。仏教では、お焚き上げしたものを故人のもとに返してあげる意味が昔はありました。この考えと、ものに魂が宿るという古い言い伝えが合わさっています。日本に古くからある大切な儀式で、日本人に最も馴染み深い供養の方法です。

お焚き上げをするタイミング

お焚き上げをしてもらうタイミングは4つあります。以下にまとめましたので、ご覧ください。

  • 願い事がかなったとき
  • 1年の節目を迎えたとき
  • 手放さなければいけないとき
  • 年末からお正月にかけて

願いを込めて購入するものは、願いがかなったときにお焚き上げをします。

例えばお守りやだるまです。基本的には、1つのものに対して、1つの願い事しか叶えられないことになっています。

また、お守りやだるまは成果がなかったとしても1年経ったら捨てるようにしましょう。基本的には使用期限は1年間です。それ以上持っていてもご利益を頂くことはできません。

故人が亡くなったときや誰も引き継ぐことが無くなったものも捨てなければならないタイミングでお焚き上げをしてあげましょう。また、お正月飾りなどは1年間飾っておくのは良くありません。毎年お正月が終わったらお焚き上げやどんど焼きで浄化して捨てるようにしましょう。

お焚き上げができるもの

ここからはお焚き上げができるものについて7つ紹介します。持っているものがお焚き上げできるか迷ってしまった方はぜひ参考にして、検討してみてください。

仏壇・仏具

仏壇や仏具は故人の魂そのものです。何もせず捨ててしまったら失礼にあたります。まずはお焚き上げをしてもらう前に、1度魂抜きをしてもらいます。

魂抜きとは魂が宿っている神聖なものから魂を抜いてただの物として扱えるようにすることです。魂抜きは菩提寺の僧侶に依頼しますが、住んでいる地域によっては難しい場合もあります。その時は葬儀をしてくれたお寺の僧侶に相談してみてください。また、お焚き上げはお寺・神社はもちろん、仏具店でもおこなっている場合があるので、一度問い合わせをしてみましょう。

お焚き上げにかかる費用は10,000〜100,000円くらいです。依頼する場所によってかかる費用は違ってきます。事前にHPや電話で問い合わせするようにしましょう。不安な方は多めにお金を持っていくのがおすすめです。

ぬいぐるみ

ぬいぐるみもお焚き上げをして処分します。ぬいぐるみや人形は古くから魂が宿るとされています。また、ぬいぐるみは小さい頃から可愛がっている方も多いので、現状のまま捨てるパターンは少ないです。

お焚き上げを依頼する前に大切なのは、自分の気持ちと向き合うこと。本当に捨てても良いのか思い出を振り返って考えましょう。決別する決心が付いたらお焚き上げに依頼します。依頼するときは、ぬいぐるみは引き取ってもらえるか必ず確認しましょう。確認せずに送ると相手に迷惑をかけてしまいます。

費用は大体数千円くらいです。ぬいぐるみはお焚き上げ以外にも寄付やリサイクルショップなどを利用して処分することができます。かなり処分費用に幅がある品物です。もし、お焚き上げ以外にも考えている方は、ぬいぐるみを処分する方法8つ!処分するときの注意点も合わせて紹介!をご覧ください。

雛人形

雛人形も例外ではありません。魂が宿るとされているので、お焚き上げ供養をしましょう。

また、雛人形はお子さんを厄災から守ってくれる働きがあります。お子さんが無事お嫁さんに行ったときは役目を終えたときです。労いと謝恩の気持ちを込めてお焚き上げをします。

かかる費用は場所にもよりますが、3,000〜10,000円程度で済ませることができます。ほかの処分方法としては、寄付やフリマサイトで売る方法も。売った場合は利益になります。ほかの処分方法も検討したい方は、雛人形を処分する方法7選!捨てるタイミングも合わせて紹介!を読んで検討してみてください。

お守り

お守りはお焚き上げをする際に注意点があります。それは基本的には宗派の同じ神社やお寺にお焚き上げを依頼することです。

別の宗派の神社やお寺に持っていくと失礼にあたります。また、お寺で買ったものはお寺に、神社で買ったものは神社に返納するようにしてください。

お守りは捨てにくくてずっとぶら下げている方も多いですが、風水の観点から見るとあまり良くありません。良い運気が遠のいてしまうだけではなく、悪い気も引き寄せてしまいます。使用期限が過ぎてしまったものは、できるだけ1年単位で処分してください。

依頼に必要な費用としては、数千円くらいです。ほかのものよりもサイズが小さいため、比較的安価に処分できます。中には無料で処分できるところもあるので、気になる方は探してみましょう。

お守りの処分についてもっと知りたい方は、お守りを処分する方法6選!処分のタイミングや注意点も合わせて解説!をご覧ください。

だるま

だるまは禅宗の僧侶・達磨(だるま)大師がモチーフとされています。だるまを捨てるときには願いがかなった場合も叶わなかった場合も右目に目を書いてあげます。その際は感謝の気持ちを込めて書くようにしましょう。

お役目をはたしてくれただるまは、現状のままお焚き上げをしてもらいます。

お焚き上げや供養をせずに捨ててしまうと、ご利益が離れていってしまうことがあるので、気をつけましょう。

お焚き上げの費用は3,000〜6,000円程で、神社やお寺は設定している費用がそのお寺ごとに違います。

ちなみにだるまを購入するときは、願いがかなった場合は大きいものを。叶わなかった場合は同じサイズを買います。だるまの処分方法はほかにも。もっと知りたい方はだるまを処分する方法6選!捨てるタイミングや注意点も合わせて紹介!を読んでみましょう。

遺影・写真

遺影は故人が写っている写真なので、自分で処分せずにお焚き上げすることが好ましいです。同様に家族や友人と一緒に撮った写真も、お焚き上げをして謝恩の気持ちを表すことができます。

写真を捨てるときは、大切なものはデータにしてスマホやパソコンに保存しておきましょう。コピー機を使ってスキャンすれば、簡単にデータにすることができます。その後お焚き上げに申し込みしてください。

遺影の場合は、魂抜きをしてもらってから処分してもらうのがベターです。遺影の扱いについて仏教的な決まりはありませんが、粗末に扱ってしまうのは気が引けてしまう方も多いと思います。今まで見守ってくれたお礼の意味でも閉眼法要で魂抜きをしてもらってからお焚き上げをしましょう。

写真は比較的小さめなので、金額はそこまでかからず1,000〜3,000円ですませることができます。

正月飾り

お正月飾りは記事の前半でお伝えした通り、1年持っているのはよくありません。地域によっては1月15日までにどんど焼きをおこなってくれるところがあります。地域でどんど焼きをしている場合はそちらに申し込みしましょう。無料で引き取ってもらうことができます。

どんど焼きを近所でおこなっていない場合は、お焚き上げをしてもらいます。ほとんどの神社やお寺では初詣の時期になると、古いお正月飾りを集める場所が設置されます。そこに持っていきましょう。

初詣のときに神社に持っていく場合にかかる金額はお賽銭程度です。中には無料で回収してくれるところもあります。不安な方は、事前に神社の方に聞いておくと、当日焦ることがありません。

万が一、初詣のときにお焚き上げに申し込みできなかった場合は個別にお願いしましょう。その場合は事前に回収してもらえるかの確認を忘れずにしてください。金額は3,000円程度かかります。

お焚き上げをしてもらえる場所3つ

ここからは、お焚き上げをしてもらえる場所を3つ紹介します。お焚き上げしてもらう場所が良く分からない方は以下から見つけてみてください。

お寺・神社に依頼する

まずはお寺・神社に依頼する方法です。金額をなんとしてでも抑えたい方にはぴったりです。

  1. お焚き上げしてもらえるか問い合わせする
  2. 予約が必要であれば予約をする
  3. 当日持ち込む
  4. お寺・神社に引き渡す

お寺・神社によっては予約が必要だったり、そもそもお焚き上げ供養を引き受けていなかったりすることもあるので気をつけましょう。

場所によっては郵送も受け付けている場合があります。家の近くにお焚き上げを引き受けてくれるお寺・神社が見つからない方は、郵送で遠くのお寺・神社に申し込みするのもおすすめ。

お寺・神社に申し込みする利点は金額以外にもあります。それはお寺・神社の信頼があるので、正しい方法で供養してくれる点です。仏教の教えに沿った対応をしてくれます。また、お金を巻き上げようとする悪徳なお寺などはないので、安心して申し込みできます。

遺品整理業者に依頼する

遺品整理業者に依頼する方法もあります。遺品のお焚き上げに困っている方にはぴったりです。

  1. 遺品整理業者に問い合わせする
  2. 見積もりを出してもらう
  3. 契約する
  4. お焚き上げするものを引き渡す

遺品整理業者に申し込みするときは、資格をきちんと取っているか。また、料金形態が記載されているか確認しましょう。見積もりを出してもらう際に、サービスについての納得できる説明があったのかも確認が必要です。最低でも2〜3社に見積もりを依頼するようにしてください。

遺品整理業者に申し込みする利点としては、お寺・神社でお断りされたものも快く引き取ってもらえることです。また、終了報告をしてくれるところもあるので、しっかり供養されたことが目に見えてわかります。ただし、金額は高くなってしまうので、注意しましょう。

宅配でお焚き上げができる業者に依頼する

宅配お焚き上げサービスを利用する方法です。お焚き上げに持っていく時間が無い方にぴったりのサービスになっています。

  1. キットを購入する
  2. お焚き上げしたい品物を詰める
  3. 宅配便またはポスト投函で送る
  4. お焚き上げしてもらう

キットを購入するときは、必ずお焚き上げしたいものの大きさを測っておきましょう。購入後に入らなかったとなると、買い直さなければいけません。お金の無駄になってしまうので、キット選びは慎重におこないます。

宅配お焚き上げサービスを使う利点としては、何品でも頼めること。キットを購入すればそこに入る分だけ、詰めることができます。また、時期を気にせずに思い立ったときに申し込みできるのも嬉しいポイントです。

おすすめの宅配お焚き上げサービスは「あんしんお焚き上げ」です。お焚き上げが何日に終了したのか丁寧に報告してくれます。

お焚き上げするときのポイント3つ

お焚き上げができる場所がわかったところで、ここからはお焚き上げをするときのポイント3つ紹介します。以下のポイントはできるだけ守ってお焚き上げをしましょう。

故人が残しておきたいと言っていたものは残す

お焚き上げは何でもするものではありません。故人が大切にしていて、処分してほしくないと言っていたものは家に残しておいてあげましょう。

故人の思いを大切にしてあげてください。しかし、いつまでも残しておけないものも中にはあるでしょう。そういったものは写真やデータに変えたりして、保管に場所を取らない形にしてみてください。そうすることでいつまでも身近に取っておくことができます。

高価なものは遺産相続の対象になるので残す

高価なものは相続遺産となります。勝手にお焚き上げをして遺産相続のトラブルになってしまうこともあるので、注意しましょう。

遺産は相続または放棄どちらかの手続きが必要になります。分からない場合は弁護士に相談しながらやってみましょう。手続きが終了してからお焚き上げするべきものをお願いしてください。

お焚き上げは基本的はいつしてもいい

お焚き上げに関しては基本的にいつしても問題ありません。ベストなタイミングについては「お焚き上げをするタイミング」で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。ただし、お寺・神社など申し込み先によっては、受付していない場合もあるので注意が必要です。必ず確認するようにしましょう。

自宅でも供養することはできる

自宅でも供養をすることができます。どうしても申し込みする場所を見つけることができなかった方は自分でやる方法も検討してみてください。

  1. 白い和紙または布を用意する
  2. 白い和紙または布に供養したいものを置く
  3. お清めの塩を3回まく
  4. 清めたものを白い和紙または布で包む
  5. 手を合わせてお礼を言う
  6. 処分する

供養したものはその後、自治体のごみに出して大丈夫です。ごみに出すときは供養したもの単体でごみ袋に入れましょう。

お役目を終えてくれた大切なものなので、最後までキレイな状態にしてあげたいものです。単体で入れることで生活ごみで汚れる可能性が低くなります。

また、お寺・神社によっては供養のみしてもらえるところもあります。お別れの瞬間まで見送りたい方は供養のみしてもらって、お焚き上げの立ち会いができる業者に申し込みしたり、ごみとして捨てたりするのも良いです。ちなみに、自宅でのお焚き上げは危険なので止めましょう。

大事なものはお焚き上げをして、供養してあげよう!

今回はお焚き上げについて紹介しました。お焚き上げはものに宿った魂や故人の思いを浄化して、天に返してあげる大切な儀式です。役目を果たしてくれたお守りや思い出深い人形などは、心を込めてお焚き上げしてあげましょう。

また、お焚き上げ可能な場所は複数あります。自分のライフスタイルや住んでいる場所に合わせて供養方法を選んでみてください。どうしてもお焚き上げする時間が無い方は、自宅で供養する方法もあります。この記事を参考に自分の気持ちを伝えて大切なものとお別れしましょう。

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